FXの取引には、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を自分で行ってエントリーを決定する裁量取引の他に、設定したルール通りに取引を行ってくれる自動売買という方法があります。
このページでは、Exness（エクスネス）の自動売買プログラム（EA）というテーマで、メリットや設定方法、注意点などを分かりやすく解説していきます。
自動売買（EA）とは?
自動売買とは、あらかじめ設定したルールやロジックにしたがい自動的にFX取引を行ってくれるプログラムのことで、EA（Expert Adviser）といいます。
Exness（エクスネス）で自動売買（EA）を利用するメリット
自動売買（EA）には、以下のようなメリットがあります。
感情的なトレードを避けられる
FXのトレードで勝てない大きな原因に「損失を取り返そうと感情的なトレードをしてしまった」というものがあります。
絶対に勝てると思った場面で負けたり、連敗が続くと熱くなって大切な資金を溶かしてしまったという失敗は、多くの人が経験しています。
自動売買なら、決められたルールの通り機械的に取引してくれるので、このようなミスは起こりません。
チャンスを逃さない
1日中チャートに張りつける専業トレーダー以外の人は、仕事の合間にチャートをチェックしたり、仕事から帰宅してトレードを行う人が多いと思います。
そのため、後からチャートを見て「ここでエントリーできたのに。」と悔しい思いをされることもあるでしょう。
自動売買なら、設定したルールに合致する画面が来れば機械的にエントリーしてくれますから、チャンスを逃すことがありません。
スキャルピングに最適なプロ口座がある
Exness（エクスネス）には、タイプの異なる5つの口座があるのですが、スキャルピングにおすすめなスプレッドの狭いプロ口座が3種類用意されています。
- ロースプレッド口座
- ゼロ口座
- プロ口座
もちろん、上記の口座でも自動売買が可能ですから、有利な取引環境でプログラムを稼働させることが可能です。
無料VPSホスティングサービスがある
自動売買で取引する場合、MT4やMT5を常時稼働させておく必要があるため、VPSサーバーを導入することになります。
VPSとは?
「バーチャル・プライベート・サーバー」の略で、仮想専用サーバーのことです。
VPSを利用すれば、自宅のPCを使わなくても常時プログラムを稼働させることができ、停電や故障などのリスクが激減する上に、コストも安く抑えられます。
自分でサーバー契約、セッティングを行うのは初心者の方には敷居が高いですが、Exness（エクスネス）なら無料で使える上にサポートも万全です。
無料VPS申請時
- 無料VPSの利用を申請時に500ドル以上（または別通貨で同等額）の入金実績がある
- 無料VPSの利用を申請中に余剰証拠金が100ドル以上ある
無料VPS利用中
- 14日に1度の取引実績が必要
- 14日連続で取引がない場合は、警告メールが届き2日以内に取引がなければ、無料VPSサービスの提供が終了する
Exness（エクスネス）での自動売買（EA）導入手順
次に、Exness（エクスネス）で自動売買を利用する手順を解説します。
まず最初に、自動売買プログラム（EA）を用意しましょう。
EAは、無料・有料さまざまなものが開発されていますが、価格が高いから稼げるわけではありません。
中には、無料でリリースされているものに少し手を加えただけで数万円～数十万円で販売している悪質な業者もいますのでご注意ください。
基本的には、信頼できる大手プラットフォームで成績が公開されていて、ユーザーからの高評価が多いものを選ぶようにしましょう。
MT4をインストールする
EAを稼働させるためにMT4をインストールします。
データフォルダを開く
MT4の左上にある「ファイル」→「データフォルダ」をクリックします。
データフォルダが開いたら「MQL」→「Experts」をクリックし、Expertsフォルダ内に入手したEAをドラッグ＆ドロップします。
自動売買許可の設定を行う
MT4を再起動したら、上部の「ツール」から「オプション」をクリックします。
オプションが開いたら「エキスパートアドバイザー」タブを選び、「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」にチェックを入れます。
青枠部分は任意なので、そのままでも大丈夫です。
チェックを入れたら「OK」をクリックします。
自動売買プログラムを稼働する
ここまでの設定が完了したら、MT4上部の「自動売買」をクリックすると、プログラムが起動します。
以降は、設定したルールにしたがって取引が行われます。
Exness（エクスネス）の自動売買を利用する際の注意点
Exness（エクスネス）で自動売買を行う際は、以下の点にご注意ください。
必ず利益が出るわけではない
EAは設定したルールにしたがって機械的に取引してくれますが、100%の利益が約束されているわけではありません。
ルールが相場状況に合わなかったり、ルールに優位性がないとトータルの損益がマイナスになります。
ロット数の設定に注意する
Exness（エクスネス）では、最大レバレッジ無制限で取引できますが、口座残高が1,000ドルを超えるとレバレッジが2,000倍に変更されます。
したがって、ロットを大きくしすぎると証拠金維持率が下がり、ロスカットされる危険性があります。
EAを稼働させてほったらかしにするのではなく、残高や成績などをまめにチェックするようにしましょう。
Exness（エクスネス）の自動売買（EA）まとめ
最後に、Exness（エクスネス）の自動売買（EA）についてまとめます。
- Exness（エクスネス）ならスキャルピング向け、極狭スプレッドなど目的に合った口座で自動売買が可能
- 簡単な条件を満たせば、無料VPSサーバーを利用できる
- EAの稼働中も、成績、残高などをチェックする
